無痛分娩|北葛飾の長岡産婦人科医院

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無痛分娩

無痛分娩で痛みをやわらげることは悪いこと?

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特に初産の人の陣痛の苦しみは相当なものがあります。数分おきの強い子宮収縮が10数時間続くわけです。動物の分娩に比べそのつらさは何倍にもなります。このような苦しみを味わなければ本当の母性が生まれないのでしょうか?そんな事はありません。むしろその逆もありうると思います。 京都大学の名誉教授で霊長類研究家の大島清先生は、京都のある病院で硬膜外麻酔による無痛分娩をご覧になり、その印象を次のように述べています。

『母親の表情には疲労のかけらもない、慈しみのまなざしが心を打つ……胎外胎児を新生児室に預けて、ああ楽だ、この病院は親切だと信じている母親は出産で長時間無用な労働を強制されてヘトヘトになっているせいではないだろうか。今欧米ではほとんど100%硬膜外麻酔出産と聞いた。出産について考えさせられるひと時だった。』

と肯定的な見解を示しています。
特に最近は昔に比べ”がまん”とか”辛抱”するような生活環境ではなくなりました。また出産年齢も高齢化してきています。こうした時代の流れからも当院では無痛分娩をお勧めしています。既にフランスでは100%、アメリカでは80~90%の人が無痛分娩で出産を行っているということです。無痛分娩は、高齢出産や身体の負担を軽減させるひとつの「手段」なのです。

経験者の声

無痛分娩の方法「硬膜外麻酔」について

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無痛分娩は、硬膜外麻酔というものを使用して行います。硬膜外麻酔は、背中からごく細いビニール製の軟らかいカテーテル(管)を硬膜外腔というところに入れて局所麻酔薬を注入する方法です。カテーテルが、きちんと決められたところに入っていれば(入っているかどうかは二重三重にチェックし確認しながら行います)ほとんど痛みもありません。

1、大きな副作用はほとんどありません

まれに最初の麻酔薬が入った後、一時的に血圧が少し下がる事がありますが、すぐ回復します。その他の副作用は皆無ではありませんが、万一にそなえ点滴をしながら細心の注意をして行います。そしてスタッフが必ずついています。当院に受診の方には、より詳しい資料を提供しています。

2、背中にカテーテルを入れる時もほとんど痛くありません

管を入れるための針を刺しますが、その前に幼児の予防接種に使う小さな針で、カテーテル用の針の通り道に皮膚麻酔と浸潤麻酔をします。その小さな針が背中に刺さるときに少しチクッとする程度で、後はまったくといっていい程痛くありません。

3、出産の瞬間もしっかりと意識があります

全身麻酔ではないので、もちろんちゃんと意識があります。赤ちゃんが生まれてくる瞬間をしっかりと受け止めることが出来ます。

4、胎児への影響はありません

血管に麻酔薬が入るわけではありませんので、胎児への影響もまずありません。安心して行うことが出来ます。

5、足は動きます。支えればほとんどの人が歩けます

中には麻酔の効きにくい人も居り、麻酔薬の量を少し多めに使うことがあり、その場合は足が動かなくなることがあります。麻酔が切れればもちろん回復します。

6、陣痛が来るのは自覚できます

陣痛での痛みはありませんが、陣痛が来るのは自覚できます。赤ちゃんが生まれてくるという自覚をもって、出産に備えます。

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